ミヌとりえ / MINWOO AND RIE
2022年/韓国/26.18min
オフィシャルサイト:https://minwooandrie.com/

あらすじ
亡くなった祖父が残した手紙を携え、韓国の群山という町にやって来た日本人のりえ。 群山は祖父の故郷であり、昔建てられた日本式家屋がまだ残っている町である。 りえは祖父が書き残した手紙の受取人である木村敬子という人を探そうとする。 しかし手紙に書かれていた住所は古い住所であったため、簡単には見つからない。 それに木村敬子という人物がまだその住所に住んでいるのかも分からない。 それでもりえはゲストハウスで出会った韓国人の青年ミヌの助けを借りながら、手紙を届けるために木村敬子という人物を探して歩き回る。 そしてりえは日本統治時代の群山に暮らしていた祖父の秘密を知ってしまう。
スタッフ推しコメント
韓国の群山。りえは亡くなった祖父が書いた紙を届けるため福岡からやって来る。
ゲストハウスのミヌがりえに協力するが、二人は次第に日本統治時代の事を知っていく。
優しく穏やかで静かな映画。二人の姿に監督の想いを感じる。
監督コメント
日本が韓国を支配していたのは私が生まれる前の出来事です。しかし支配構造が生んだ傷はまだ癒えてはいません。では過去の加害と被害の関係を改善するためにはどうすればいいのでしょうか?直接関連していない若い世代はどうすればいいのでしょうか?日韓関係だけではなく人類の歴史は加害と被害の連続でした。悲劇を繰り返さないために過去とどう向き合い、どう未来に繋げればいいのか…そんなことを考えながら作った映画です。
監督プロフィール

全 辰隆 / Chun Jinrung
秋田県秋田市出身、在日韓国人3世 1989年12月21日生まれ 。
ソウル国立大学 (Seoul National University, Korea) 西語西文学部 卒業。韓国芸術総合学校 (Korea National University of Arts, Korea) 専門社(修士課程)映画科 演出専攻 卒業。高校生の頃に韓国語を学ぼうと韓国映画を見ているうちに映画を好きになる。 秋田高校を卒業後、韓国語と韓国の文化を学ぶため渡韓。その後ソウル大学に進学、自ら映画を作りたいと思い、在学中に映画サークルに加入し映画制作を始める。 本格的に映画制作を学ぶため、韓国芸術総合学校へ進学し映画演出を専攻する。現在は東京在住。
キャスト
- りえ:イ・ジス
- ミヌ:ペク・ゴニ
- ジュウォン:イム・ジヒョン
スタッフ
- 撮影:チョ・ソンウ
- 制作:キム・ヨンソク
- 助監督:キム・スリム
- 演出部:チョン・ジェヨン、イ・ギル
- 制作部:ハン・ジェテク、ミン・ソジョン、キム・ウォンボン、ミョン・セジン
- 撮影部:ヤン・ジウン、キム・インソク、チェ・ジョンミン、チョ・ヨンジュン
- 照明:イ・ヨンイン
- 照明部:ク・ソンホ、オ・ソンテク、ソン・ジホ
- 美術:イ・ジョンア
- 絵画作家:ホン・チェヨン
- 編集:ク・ユンジュ
- 整音/音響:ホン・スルギ
- フォーリーアーティスト:チョン・ナウォン
- 音楽:ノ・ヨンシム